かぎしっぽの男の子
黒いカギしっぽの子猫が
やって来ることになりました
この子のお母さん、ななと顔見知りです
ななが通院中、
ある方が病院に
お腹に子供のいる猫の保護を
出産、避妊手術費用とともに依頼し、
その猫が子猫を産んで
病院で子育てしていたのです
ご近所のお宅で
猫が欲しいかも、という話があり
私は病院で保護された子猫たちを
報告しようと見せてもらいました
子猫の可愛かったのはもちろんですが
私はその母猫に心奪われてしまいました
オレンジの鼻と
鼻からあごにかけて白いのが
ななに似ていると言えば似ていましたが
それだけではありません
自分が産んだ子ではない子まで
ミルクをあげて育てているという
寛大で優しい子です
部屋でひとりぼっちになると
鳴いているあみに
寄り添ってくれる子はこの子ではないかと
毎日泣いていた私を元気にしてくれるのは
この子しかいないのではないかと
思ってしまいました
もしかして
ななから、あみなな家のことは
聞いていたりして…
で、なぜ子猫かというと
一匹だけ迎えると
あみに関心を持ちすぎるのではないかと思い
親子でなら、親子で仲良くしていて
あみにチョッカイをあまり出さないでくれるのでは
と、親子で迎えたいと思ったのです
子猫たちはどんどん行き先が決まって行き
残った黒いカギしっぽの男の子と
母猫を迎えることになりました
先生のお考えで、
一緒に迎えると
あみが子猫に関心を持った時
母猫が子猫に、母親として
あみに向かって攻撃することを
子猫に教えてしまうのではないかということで
まずは子猫が来ることになったのです
最初は怖がって、あたりを
嗅ぎまわっていましたが、
ものの１時間もしないうちに
膝に乗ってきて、寝てしまいました
かぎしっぽの男の子
名前はシャノワール
フランス語で黒猫
ノアちゃんとかノンちゃんと
呼んでください
この子にあみが慣れてくれたら
母猫さんを迎えます
いつになるのか…
焦らず、引き合わせていくつもりです
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2猫娘～あみななの一日～
